住所がないと生活保護が受けられない?
住居不定状態。生活保護を申請したけれど役所から住居がないと生活保護が受けられないと言われてしまった。不動産屋さんからは生活保護を受けないと入居審査が通らないと言われてしまいどうすれば良いか分からない。
役所、不動産会社の両方からそれぞれこのように言われたら、これじゃぁまるで板挟みですよね。途方に暮れて私の所に相談に来られる方がいらっしゃいます。
役所の方は制度上そういう言い方になります。不動産会社さんとしては現在無職で手持ち資金がないとなると審査を通すのが難しいという考えでしょう。
保護・入居審査は同時進行で進められます
このような場合であってもお部屋探しを進めることは十分可能です。現在の状況をヒアリングして審査に通りそうなお部屋をご紹介します。
保証会社によっては保護決定前でも審査を通せる場合があります。
保証会社によっては保護課と連携してくれるところもあり、入居審査がスムーズに通ります。保証会社と大家さんの審査が通れば賃貸契約に進みます。アパートの契約と同時に生活保護が開始され、住居費が支給され生活や医療扶助を受けることが出来ます。
実例
コロナウィルスの影響で長く勤めていた派遣の仕事を突然失ってしまった方。寮生活だったために住居もなくなりネットカフェ暮らしをしていました。ケースワーカーさんからは生活保護を受給するためには住居が必要といわれたけれど「無職状態で生活保護も受けていない状態」ではアパートの入居審査が難しいと他の不動産屋さんに断られてしまった。体調も悪化したため早急に住まいを確保する必要があり私までSNSを通じてご相談いただきました。
お問合せを頂いてすぐ、大家さんに事情をお話しし保証会社の審査が通れば入居の承諾を頂けることを確認しアパートを内覧。
内覧から帰った後すぐに入居申込と保護課への見積提出を同時並行で行いました。保証会社にて保護課との連携が可能だったため保証審査も即時可決。アパートの管理会社さんのご協力も得てお問合せいただいてから2週間程度で住居の確保と生活保護の受給決定ができました。
このようなケースでは、どの保証会社を選ぶかが重要なポイントとなります。住居がない場合、審査落ちは大幅な時間のロスになってしまいます。すでに大家さんの承諾が得られる見込みがあって保証会社も通りやすいなどを条件に慎重に申込物件を検討します。
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