家賃保証会社に滞納をしてしまっている場合、次のアパートを借りるにはどうしたらいいのでしょうか。
もちろん、家賃滞納はしないに越したことはありません。
滞納情報が共有されていない保証会社を選びましょう。
入居審査の実務の一面としてはアイフルとかアコムみたいな消費者ローンの金融審査と似たシステムがとられています。『ブラックリスト』みたいな感じですね。
ただ、保証会社の審査が消費者ローンと違っている点は、情報データベースの取得先が家賃保証会社によって2系統にわかれていることです。
家賃保証会社はこの2つのグループで情報を共有
とても多くの家賃保証会社が加盟『LICC』
仙台ではもっとも多く利用されている保証会社のひとつ、アークそれからジェイリース、全保連などが加盟しています。
数は少ないけれどかなりのシェアを占める『CGO(旧LGO)』
日本セーフティ、CASA などが加盟しています。加盟団体はLICCより多くはないけどシェアは大きめで利用頻度も高いです。
不動産屋さんが扱う家賃保証会社はこのどちらかに加盟しています。仙台では実感としてLICCのグループの方が多めかもですね。
家賃保証の申し込みを受けた際、お名前や生年月日などで会社によってどちらか一方のデータベース検索をされます。
以前滞納した履歴はどちらかのデータベースにて保存されていますので、滞納していないグループへはネガティブ情報として反映されません。なので何社か違う家賃保証会社の入居審査を行えれば審査を通すことは不可能ではありません。
ところが、両方のグループの保証会社を滞納してしまっていると、入居審査を通すのが段ちがいに難しくなってしまうのです。
そうなってしまうと、保証審査を通すのは針の穴を通すようなもの。
仙台市内でも家賃保証会社を利用しない不動産会社はほぼありません。よって通せる家賃保証会社を探すのが困難になってしまいます。
ツーアウトといえど滞納した方を保証会社なしに積極的に受け入れてもらえる大家さん管理会社さんはまれなので、家賃滞納は、やっぱり極力しないに越したことはありません。
あなたの人生をハードモードにしないために。もしも家賃滞納しそうになったら
仕事や収入がなくなり、家賃を滞納しそうになってしまったら、すぐに生活保護や社会福祉協議会に相談しましょう。
何度も家賃滞納をしてしまうと、選べるアパートの選択肢は確実に狭まります。
また、自分名義のアパートが借りにくくなると寮付きの仕事を選ばざるを得なくなってしまうなど、労働環境・居住環境も不安定になりがちです。
そういった意味ではあなたの人生はなかなの角度でハードモードに傾いてしまいます。
もしもどうしても支払えなくなりそうなら
お金がなくなりそうになったら、相談する先はこんなところがあります。
- 市役所
- 社会福祉協議会
- 弁護士さんや司法書士さんの無料相談会
- フードバンクなどの食糧支援
などなど。
もちろん不動産屋さんの私も住まいからできる支援をしています。
ポイント
つまづいてしまった時はうまく「撤退」することも大事です。お金がなくなると体も心も動きが悪くなりがちです。動けるうちに適切な場所に相談しましょう!
家賃保証会社への滞納分は最悪分割払いになってでも返済は必要です。家賃保証会社ときちんと話し合いながら解決を目指しましょう。